Veneziaのレストラン

A

Al Covo(アル・コーヴォ)
Al Fontego dei Pescaori(アル・フォンテゴ・デイ・ペスカオーリ)
Al Graspo de Ue(アル・グラスポ・ディ・ウエ)
Al Vagon(アル・ヴァゴン)
Al Volto(アル・ヴォールト)
All'Acciugheta(アッル・アチュゲッタ)
All'Arco(アッル・アルコ)
Al Mascaron(アル・マスカロン)
Alla Rivetta(アッラ・リヴェッタ)
Alla Vedova(アッラ・ヴェドーヴァ)

Alle Testiere(アッレ・テスティエレ)
All Portego(アッル・ポルテゴ)
Al Milion(アル・ミリオン)
Andori(アンドリ)
Antiche Carampane(アンティケ・カランパーネ)
Anice Stellato(アニーチェ・ステッラート)

B

Bacareto(バカレート)
Bacaro(バーカロ)
Banco Giro(バンコ・ジーロ)
Bandierette(バンディエレッテ)
Bitta(ビッタ)
Busa alla Torre(ブーザ・アッラ・トッレ)

C

Cafe Quadri(カフェ・クアドリ)
Cantina(カンティーナ)
Cantinone Gia Schiavi(カンティノーネ・ジャア・スキアーヴィ)
Caravella(カラヴェッラ)
Casin dei Nobili(カジン・デイ・ノービリ)
Corte Sconta(コルテ・スコンタ)

D

Da Ivo(ダ・イーヴォ)
Da Pinto(ダ・ピント)
Da Remigio(ダ・レミージョ)
Diavolo e Acqua Santa(ディアヴォロ・エ・アクアサンタ)
Do Forni(ド・フォルニ)
Do Mori(ド・モーリ)

E

Enoteca San Marco(エノテカ・サン・マルコ)

F

Favorita(ファヴォリータ)
Fiore(フィオーレ)

H

Harry's Bar(ハリーズ・バー)

M

Mirai(未来)

O

Oliva Nera(オリーヴァ・ネラ)
Oniga(オニガ)

P

Poste Vecie(ポステ・ヴェーチェ)

Q

Quattro Feri(クアットロ・フェリ)

R

Rusteghi(ルステギ)

S

Sole sulla Vecia Cavana(ソーレ・スッラ・ヴェーチャ・カヴァーナ)

T

Tre Spiedi(トレ・スピエーディ)

V

Vecio Fritolin(ヴェーチョ・フリトリン)
Vino Vino(ヴィーノ・ヴィーノ)

Anice Atellato(アニーチェ・ステッラート)
ヴェネツィアを代表するスローな店



さて、本来の目的地Anice Stellatoはわりと近くであった。入店13時半。手前、中、奥、と三つの部屋に分かれた店内はほぼ満席の状態。でも、入り口に一番近い二人席に座ることができた。ラッキー。幸先いいぞ。店の中は、よく磨きこまれた木のカウンターやテーブル、「Anice Stellatoからの11の通告」と書かれた額縁に入った但書、40年代とか50年代っぽいアルミの傘をかぶせた照明など、古いものをうまく使いこみ、古く見せた新しいものも上手にとりこんでいるという印象を受ける。

 メニューはなかなかお洒落な凝った雰囲気が漂う。ざらっとした表情のある紙を使い、店名がレリーフになっている。前菜は、本日の魚で用意できるものを盛り合わせでとる。何があるのかと聞くと、みんなボッコンチーニ・ディ・○○○、つまり、一口サイズにカットされたか丸められたかしたマグロやタラ、イワシ、ボラなどのようだ。それぞれマリネしてあったり、焼いてあったりするのだが、マリネは通りいっぺんの酢漬けではなく、オレンジを効かせたり、松の実やレーズンを使ったり、もちろん、ハーブも使う。どれもそれほど主張は強くないけど、あ、美味しいな、という優しい感じ。押し付けがましくないところがいい。

 この日は木曜日、お祭りズッパが食べられるという。迷わず、それを頼む。カストラディーナと呼ばれる塩とスパイスをまぶした保存羊肉を塩出しして、ちりめんキャベツと一緒に煮込んだズッパだ。あっさりとした肉とキャベツの素朴なスープ。なんだか時代を飛び越えて、すごく昔に戻ったような気分がする味。中世の頃に食べられていたんだろうなぁとしみじみ思いながら食べるのにふさわしいスープだった。添えられていた薄いパンも、ライ麦入りなのか、灰色がかったベージュ色で、微かな酸味がある。スープにちぎり入れて食べるとこれまた素朴なこうばしさが口中に広がる。滋味溢れるとはこのこと。原稿にはよく書くけど、本当にそう思うことって少ない。

 ドルチェはビスコッティ・ディ・ブラーノとデザートワイン、それからウヴェッタ・アッラ・グラッパ(???)というのを試してみた。ビスコッティはお母さんがおやつに作ってくれたアイスボックス・クッキーを思い出させる、懐かしくてほんわかとした甘さがなんともいえない。バターたっぷり、ある意味健康的なお菓子である。食べ過ぎ禁物の味。デザートワインはおそらくピコリット?、と相棒。さて謎のウヴェッタはというと、そのままずばり、レーズンのグラッパ漬けでした。オリーブオイルをテイスティングするときに使うような丸いフォルムのガラスコップにスプーンがついて出てくる。ひとくち目、カーっとくる。ふたくち目、レーズンが甘い。と、結構後引いてしまって、実はこれかなり危険なデザートなんではないかと途中で気付き、スプーンをおく。しかし、またしばらくすると食べてしまう。やっかいなデザート。酒と甘いもの両方いける人は特に注意が必要だ。(愛)

●住所Cannaregio3272 Tel041-720744 月曜休



Copyright(C)1998-2008 Masakatsu & Manami IKEDA. All rights riserved.