Veneziaのレストラン

A

Al Covo(アル・コーヴォ)
Al Fontego dei Pescaori(アル・フォンテゴ・デイ・ペスカオーリ)
Al Graspo de Ue(アル・グラスポ・ディ・ウエ)
Al Vagon(アル・ヴァゴン)
Al Volto(アル・ヴォールト)
All'Acciugheta(アッル・アチュゲッタ)
All'Arco(アッル・アルコ)
Al Mascaron(アル・マスカロン)
Alla Rivetta(アッラ・リヴェッタ)
Alla Vedova(アッラ・ヴェドーヴァ)

Alle Testiere(アッレ・テスティエレ)
All Portego(アッル・ポルテゴ)
Al Milion(アル・ミリオン)
Andori(アンドリ)
Antiche Carampane(アンティケ・カランパーネ)
Anice Stellato(アニーチェ・ステッラート)

B

Bacareto(バカレート)
Bacaro(バーカロ)
Banco Giro(バンコ・ジーロ)
Bandierette(バンディエレッテ)
Bitta(ビッタ)
Busa alla Torre(ブーザ・アッラ・トッレ)

C

Cafe Quadri(カフェ・クアドリ)
Cantina(カンティーナ)
Cantinone Gia Schiavi(カンティノーネ・ジャア・スキアーヴィ)
Caravella(カラヴェッラ)
Casin dei Nobili(カジン・デイ・ノービリ)
Corte Sconta(コルテ・スコンタ)

D

Da Ivo(ダ・イーヴォ)
Da Pinto(ダ・ピント)
Da Remigio(ダ・レミージョ)
Diavolo e Acqua Santa(ディアヴォロ・エ・アクアサンタ)
Do Forni(ド・フォルニ)
Do Mori(ド・モーリ)

E

Enoteca San Marco(エノテカ・サン・マルコ)

F

Favorita(ファヴォリータ)
Fiore(フィオーレ)

H

Harry's Bar(ハリーズ・バー)

M

Mirai(未来)

O

Oliva Nera(オリーヴァ・ネラ)
Oniga(オニガ)

P

Poste Vecie(ポステ・ヴェーチェ)

Q

Quattro Feri(クアットロ・フェリ)

R

Rusteghi(ルステギ)

S

Sole sulla Vecia Cavana(ソーレ・スッラ・ヴェーチャ・カヴァーナ)

T

Tre Spiedi(トレ・スピエーディ)

V

Vecio Fritolin(ヴェーチョ・フリトリン)
Vino Vino(ヴィーノ・ヴィーノ)

Al Covo(アル・コーヴォ)


先日ミラノ・サローネのTOYOTAレクサスの展示を見に行ったとき、TOYOTAの開発担当者はレクサスを評してこういいました。「身長や体重といったデータだけでんは人間性が分からないのと同様、最高速度とか馬力といったスペックだけでは車の性格はわかりません。それ以外の部分をいかに表現するかが大切なのです。

これはレストランにおいてもあてはまること。どんなにガイドブックに出ていて、評価が数値で表されていても、肝心の人間性、サービスの哲学は活字からは読み取れない。アル・コーヴォはそんな店の典型であろう。ミシュラン2006年度版では2つスプーン&フォーク、「田舎風でエレガント、観光客が訪れる」。しかしそのサービスはあまりに人間性を欠いたものだった。

フェニーチェ劇場取材の打ち上げでパリの大御所写真家M氏、S社のK編集局長と出かけたのだが、店に入って予約した旨名前を告げても何も言葉を返してくれないし、席に案内されてメニューを渡されたきり、一向に注文を取りにくる気配もない。店にいるのは私たち含め2組。決して混雑で手が回らない、というわけではない。

料理やワインに関して話を投げかけても返ってくるのは空虚な沈黙のみ。これだけなら単に冷たい店、で終わったが、ロゼ・スプマンテの後ヴァルポリチェッラ・クラッシコ1996”Quintarelli”を頼んだ「はず」だがいくら待っても頼来ないので店主に告げると「なにやらあなたたちがワインについてぼそぼそ話しているのは聞こえましたが注文派受けてませんよ」との答え。これにはさすがに温厚なM氏もかっとなり「なんて店だ」。かのパリでもこんな店はないのでしょうか。こうなるともはや食事がいいとか悪いとかはもはやそういった次元でなく、ひたすら店への疑問と嫌悪感のみがつのってくる。

ちなみに料理はアミューズが小さなポーションのエビとカニのズッパ、非常に上品。「象の耳」という名のコトレッタ。これは北イタリアでたまにあるがそれほどの大きさではない。秀逸。マーシュを添えた牛肉のタルタル。なんとなくピエモンテ・タッチ、つけあわせの自家製ポテト・チップもよかった。料理も空間もいいと思う。

会計時に件の店主が「サービス料は含まれていませんから」とささやく。当然チップはおかずに立ち上がると、出口で再び「サービス料は含まれていませんから」と念押し。口ひげの店主の名はチェーザレ・ベネッリ。飲食業におけるサービス、という言葉をもはや忘れてしまったのであろうか?





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