|
日本のガイドブックにはまだ書いてないからここには名前を秘すがご容赦願いたい。そうしないと「日本のマスコミには漏らさない」と紹介者O女史に固く誓った手前面子が立たないのである。それなら書くな。ごもっとも。でも教えたい。だから書く。店の名はP、ドゥオモから歩いていくとちょっと大変、経営は精肉店である。ヒントはこれだけ。探し当てた人は鼻が利く裏道歩きの名人。是非メール下さい。
さて、一歩店内にはいると眼前にぶら下がるビステッカに圧倒される。厚さ約5cm、10や20じゃきかない。これだけの牛肉が一晩で消費されるのかと思うと恐ろしくなる。ここでの注文方はいたって単純である。500gとか2人前とか、そういう単位ではない。ビステッカ1個か2個か。こんもりと厚みがあり中はアル・サングエ(レア)のビステッカが運ばれてくると腕っ節もたくましいカメリエーレが周囲も注目する中見事に切りわけてくれる。それでも一切れが100g以上はある。これをわしわしと攻めながらテーブルのこもキャンに手を伸ばし、ふと天井を眺めてためいき。そしてまた巨大な塊にとりかかる、これの繰り返し。美味、魔味、禁味。フリットもうまい。パスタもなかなかいける。ただワインの品数は少ない。ここではやはりこもキャンとビステッカが正しい注文方なのである。
狂牛病問題がフィレンツェを直撃した2001年1月末、我々は最後となるかも知れないビステッカを食べにいったのはいうまでもない。(匡)
2003年秋、その後狂牛病問題はどこ吹く風。相変わらず食べてます、ビステッカ。日本からの友人が来て「ビステッカ食べたーい」という時にはここ。迫力、満足、酒池肉林、一生忘れられないくらい肉食わしたる。最近はこのHPのわずかなデータだけでこの店に辿り着く人が増えている。世界は広い、鼻が効く豪傑はあちこちにいるのだ。(匡)
もはやフィレンツェ行くなら是非Pへ、という方が増えました。もう名前を秘すのが意味無いくらいの有名店に。なので公開しました。(匡2005)
●店データ Piazza Liberta近辺
2003年10月
|