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98年の4月にオープンと某F誌のイタリア特集にも紹介されている。そのせいか、新しいしかも少し目立たない場所にあるにも関わらず日本人客を多く目にする。得意はワイン。ご近所に電話帳のようなワインリストを誇るエノテカ・ピンキオーリという恐ろしく値段の張るレストランもあるが、そことは全く別物である。とは言え、選び方を間違えるとびっくりするほど高くなるので要注意。店内は天井高く、三つに大きく部屋が分かれている。まず入口から入る部屋はワインの並ぶカウンターとその上にグラスやボトルでオーダーできるワインを書き込んだ黒板が見える。もっともカジュアルな雰囲気。その次、(我々の通された部屋である)かなり照明を落として各テーブルのキャンドルを生かした落ち着いた雰囲気の間がある。しかし、ここは厨房(これがまたよく見える。しかもぴかぴかの最新型器具が並ぶ厨房)に隣り合わせ、料理が出来立てなのはいいのだが、出来上がりを知らせる鐘の音がうるさくてうんざり。もうひとつ奥の間は先の二部屋が埋まってから通されるところらしい。ここはおそらく一番静かだろう。
肝心の料理は、やはりワインを売りとする店なのか今一つ押しの足りない、味のピンが来ていない感があった。食べたのはオルツォ・コン・ポモドーロ・エ・バジリコ、タリアッテッレ・アイ・ズッキーニ、ヴィテッロ・ディ・キアニーノ・アル・ペペ・ヴェルデ、フィレット・ディ・マイアーレ、ヴェルドゥーレ・コッテ、フォルマッジ・ミスティ。プリモは上品な、というかやはり味弱く、オルツォ(大麦)は温かいリゾット風で胡椒をたっぷりかけて食べた。肉の焼き加減はうまいと思う。でも、この味ならもっと安く食べられるかもしれない。肉はすごく上等だったけど。料理よりもワインである。食前にオリジナルのスプマンテを飲んだ後、おすすめに従って赤を4種類、サン・ジョヴェーゼ100%のCastello di Briolo(これは本当においしい)、フレスコバルディのメルローとロッソ・ディ・モンタルチーノ、カヴェルネ・ソーヴィニヨンとすべてトスカーナ産のワインを飲んだ。自分の飲みたいものに合わせて例えばもいろんな産地のカヴェルネが飲みたい、などの要望もできるし、グラス飲みで楽しめるという意味で貴重な店。だから、料理はつまみと考え、サラミやチーズの盛り合わせで楽しんだ方がいい。(ま)
上品なワインバーである。東京風にいうならBAR&RESTRANTか?内装も青山風。それでもワイン好きにはちょっといい店だと思う。黒板に手書きされているその日の日替わりグラスワインも楽しい。ちなみにブルネッロもあり、カメリエーレは盛んに「ブルネッロはいかがですか」と言ってた。値段ははっきり言って東京のワインバーの方が安い。(匡)
●店データ Via Isola delle Stinche 11/13r tel 055-289368 月休
2003年11月
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