|
いつも賑わっているし、予約しないと座れないかもとひとり合点していてなかなか行かなかった店。噂では美味しいと聞いていたのでいつか行ってみようとは思っていた。
実際に行ってみて思ったのは、カメリエーレに愛想はないが、そんなもの気にしなければいい店である。メニューだって変わったものがそこそこあって、バリエーションも充分。パスタの分量はやや多め。昼ならそこでストップという感じ。夜なら前菜はシンプルにクロスティーニとブルスケッタあたりでおさえておいて、プリモ、セコンドに臨むというのがここでは正しいか。
食べたのはメロンのリゾットと豚のロスティッチャーナ(スペアリブ)のグリル。メロンのリゾットのほうは、これでもかというメロンの味と香りに生クリームがたっぷり、パルミジャーノの塩気も程よく、なかなかの美味。でもたっぷりありすぎて途中で飽きてしまった。数人で分けるならいいかもしれない。このフルーツのリゾットは季節に併せて変わるらしい。時に応じて苺、いちじくなどのバリエーションが楽しめる。
豚のスペアリブのほうは、ごくごくノーマルな普通の“焼きもの”だったけれど、相方が以前に食べた地鶏のグリルは絶品だったとのこと。今回頼んだら、時間かかるよ、といわれて断念したのでした。メニューを見る限りでは牛肉、豚肉ともいろいろあって、ちょっとひと味違うものを揃えているなという印象。パスタだって、赤ワインを使ったウブリアコ風味というのもある(食べたことはない)。
オーナーは三人の共同経営、一人が店の仕入れ、一人が厨房、一人がメニューの研究という担当になっているらしい。この店をオープンする前にレシピ研究で国立図書館に通って、ルネッサンスのフィレンツェ人が食べていた料理も参考にしたというから、よくあるフィレンツェのトラットリアではない、風変わりな部分を求めるなら楽しめる。もちろん、味だって悪くない。(愛)
●店データ Via de'Benci,13r tel055-2344923 日休
2000年7月14日
|