ツーリスティックだろう、と決めてかかって行かないというのはいけませんね。それは年を取り始めている証拠です。というわけで、というのでもないが、縁あってここにも行きました。夏に一度、秋に一度。夏の時は、(旧)テレ朝通りにある人気フレンチのオーナーシェフ御夫妻と御一緒に、秋はその時行けなかった相棒と二人。初回は、そのオーナーシェフ氏が、以前にフィレンツェで修業をしていた時に、ワインについていろいろと手ほどきしてくれたのがこの店のオーナーだったという御縁から、料理よりもワインがどかどかと良いものが出され、そちらに気を取られていたので料理についての記憶が曖昧。しかし、ということは、ワインが意外と(失礼)充実している、という証しでもあります。
正直言って、場所柄、そして店の雰囲気もかなりツーリスティックではある。いつもアメリカ人をはじめとする団体さんが入っている。メニューもトスカーナ料理ほか、“イタリアン”なものがちゃんと並ぶ。そして、一番よく出る飲み物はおそらくコーラだろう、と見渡して思う。でも、そんな悪印象を覆すワインの豊富さ、そして、高くない。食わず嫌いはいけませんね。秋に行って料理について再確認を果たしました。
前菜にトマトのブルスケッタ。冬のトマトゆえ見た目はさほどではないが、オリーブオイルが新鮮で○。にんにくが効いている。相方は小エビとアンコウのスパゲティ。本当はリゾットなのだが、スパゲティにしてもらう。こういうオーダーもOKです。
セコンドに、牛肉のタリアータ・ルーコラ敷きとカラマリとビエトリーナ(若いビエトラ)のインズィミーノ。牛肉はまさに絶妙の“たたき”加減、つまり火加減、肉汁がぎゅっととじこめられ、その赤身のうまさに脱帽。相棒の中の“タリアータ順位”入れ替えが行われたという。カラマリは、なんと、夏に来た時に頼んだものと同じ。ワインの印象が強烈過ぎて、何を食べたのかすっかり失念、再び相まみえるまで思い出せなかったという。さらに、食べてみるまであぁこれだった、このしょっぱさ、と思い出すことなかったとは。年をとりました。ともかく、これはしょっぱい。そしてちょっとぴり辛。白だろうが赤だろうがワインがすすむ酒肴です。ワインについては、そのオーナー、マリーノ氏に質問するべし。フランス語も堪能で、フランスワインとイタリアワイン両方について語れます。
イタリア旅行の後にアメリカ西海岸を回るというかたは、2軒ある支店へもどうぞ。(愛)
●店データ Borgo San Jacopo,37 tel.055-2396009 12:00-14:30 19:00-22:30 日曜休み
●URL www.mammagina.it info@mammagina.it
2002年11月6日
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