「シチリア美食の王国へ」(東京書籍刊1800円)
2003年8月発売 2004年度「マルコ・ポーロ賞」候補作
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95年の初旅行以来取材を含め述べ18回に渡るシチリアお食べ旅行のすべてをこの一冊に。パレルモ、トラーパニ、マルサラ、アグリジェント、ラグーサ、シラクーサ、カターニアと東に美味いものがあると聞けばふらふら、西に良い店があると聞けば予定を変えて寄り道、そんなこんなで2003年の冬に30日間に渡る御意見無用のシチリア式お食べ地獄完全踏破を敢行!!シチリアの最新食事情を知るならこの一冊。
写真・文/池田匡克・池田愛美 8月19日発売 東京書籍刊 1800円 推薦文/澤口知之(ラ・ゴーラ=当時) |
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第1章「東と西、新と旧の食クロスカルチャー-----州都パレルモとその近郊」
紀元前の古代からローマ、アラブ、ノルマン、スペイン支配、そして近代に至るまで常に「都」であったパレルモ。スノッブな表情のなかにも土着的なしたたかさをちらつかせる奥の深い街はその食も複雑重層的で旅するものを虜にする。
Si mangi ppi campari, e non si campa ppi mangiari.
生きるために食うのであって、食うために生きるのではない
(シチリアの古い諺)
「ウッチリア、バッラロ、カポ」「アンティカ・フォカッチェリア・サン・フランチェスコ」「ピッコロ・ナポリ」「オステリア・パラディーゾ」「グルメ・バール」「サリエル・デ・ラ・トゥール」「イル・ムリナッツォ」「ドン・チッチョ」
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第2章「アフリカ文化が色濃く残る西海岸---サン・ヴィート・ロ・カーポ、トラーパニ、マルサラ」
シチリア島西海岸は古代からフェニキア人やアラブ人たちとの接触が多く、未だにアラブやアフリカの影響が色濃く残る土地である。車を飛ばせばわずか半日で通り抜けてしまうこの海岸線に、古代から代々伝わるシチリア料理の原型を訪ねた。
A fami a egghiu cucinera.
空腹こそが最高の料理人(シチリアの古い諺)
「ポショ」「アグリトゥリズモ・ミジリシェーミ」「ダ・ベッティーナ」「バザール・デル・ミエレ」「サリーナ」「フローリオ」「ディヴィーノ・ロッソ」
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第3章「シチリア南東、光と陰のバロック都市----ラグーサ、モディカ、シラクーサとその近郊」
17世紀末、シチリア南東部を襲った地震は、いくつものバロックの街を生んだ。地中海特有の強い光がバロックに陰影を与え、葡萄、オリーブ、アーモンドがバロックを鮮やかに縁どる。どこを切り取っても美しい、それがこのゾーンだ。
Pasta e virdura, slili all'ura.
パスタと野菜は機を見て塩をふれ
(シチリアの古い諺)
「グルフィ」「アル・カステッロ」「ドゥオモ」「カフェ・シチリア」「ラ・ボッテガ・デル・ヴィーノ」「アデルフィオ」「ドン・カミッロ」
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第4章「神々は海を渡ってやってきた-----アグリジェントとその近郊」
海岸沿いにどこまでも続く道、そのところどころにギリシャ神殿の街が、アラブの街が点在するシチリアの南の辺はまだまだ知られざるシチリアである。近年はワインの地エノトリアとしての注目度も高いアグリジェント近郊へ訪ねた。
Pani e vinu, rinforza lu schinu.
背筋をしゃんとさせるのはパンとヴィーノ(ルイジ・ピランデッロ)
「オステリア・デル・カッチャトーレ」「オスタリア・デル・ヴィーコロ」「プラネタ」「フェウド・アランチョ」「ダ・ヴィットリオ」
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第5章「活火山エトナ山麓に暮らす人々の食文化---カターニア、タオルミーナ、エトナ山近郊」
標高3323mのエトナ山は富士山によく似た美しい活火山。絶えまない噴火を繰り返しながらも肥沃な大地を作り出し、農業には最適な土地である。そのお膝元である港町カターニアにはシチリア東海岸のあらゆる海の幸が集まる市場がある。
Mangiari senza biviri, e comu truniari senza chioviri.
ヴィーノの無い食事なんて雨が降らない雷のようなもの
(シチリアの古い諺)
「アンティカ・マリーナ」「イル・クチニエレ」「メトロ」「クーニョ・メッツァーノ」「オキシディアーナ」「エトナ山麓」「パトリア」「カーサ・グルーニョ」「イル・フィーコディンディア」
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